人生って結局やっぱり
12月16日(月)。
わたしたちのやっていき 2。
昨日、帰ってから家で残りの製本を済ませてしまおうと思っていたのだけど、全然そんなのは無理だった。即就寝。いちおう午後休ということにしておき、家を出るまでの空いた時間に残りの作業を済ます。
作業を始めてみないとわからないことというのはやっぱりあって、角を丸くするために買った道具が油断すると全然カットしてくれなくて困った。独特のコツを要求される。勘で買ってみたミドリのカッターはかなり調子がよかった。昨日、作業を手伝ってもらったtadahiが絶賛していたのでちょっと期待していた。彼女の言葉に嘘はなく、本当によく切れて感心。もともとMDノートが好きで信頼しているメーカーではあったが、自分の中でさらに株が上がった。
ステープラーの芯には、『印刷・加工DIYブック』を参考にあらかじめマニキュアで色を塗っておいた。きれいですね。べつに絵の具とかでもいいと思う。トップコートはなし。塗りが厚すぎると綴じれないので注意。
- 作者:大原 健一郎,野口 尚子,橋詰 宗,グラフィック社編集部
- 出版社/メーカー: グラフィック社
- 発売日: 2019/05/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
綴じてみた様子。写真がわかりづらいね…。表紙の文字は手書き。20部くらいだし、そんなに量も多くないし、手書きの文字をたまに人にほめられるし、自分でもかわいいと思っているのでやった。何度でも言いたいけど、人にほめられたことはまじで覚えておいたほうがいい。
白いペンが映えるかなと思って暗い色の画用紙を多めに買ったのだけど、明るい色のものからもらわれていった。表紙になれなかった紙たち。
原稿はこういう感じ。
さて、準備は整った……! と言いたいところだが、製本に時間を取られ、話すほうには全然手をつけられてなくてヤバい。まあ、しゃあなし。電車の中でなんとなく構想を練って、あとはぶっつけ本番だ。小澤さんにあらかじめ来場者の属性を聞いたところ、やっていっている人とやっていっていない人の割合は半々くらいとのことだったので、やっていっていない人の背中を押すような内容にしたかった。
発表は一人あたりの持ち時間は5分で、そのあとはみんなでワイワイ話すという構成だったのだけど、登壇者みんな大幅に時間をオーバーしていて(ちなみにぼくがいちばん長かったかも知れないです……)、発表が終わる頃にはイベント終了時間になっていて笑ってしまった。個人的には、発表はどれもおもしろかったのでオーケーです、来場者のみなさんがどう感じたかはわからないけれど……。
イベント後もたくさんの人が残ってくれて、いろんな人と話ができてうれしかったり、話したかったけどタイミングのつかめなかった人がいて残念に思ったりした。たくさんの人に冊子も発表内容もほめてもらえたのは素直にうれしかった。きちんと考え抜いたことは、自分が思っている以上に誰かの力になれるのかも知れない。
今年は夏にosicomagazine vol.2を作ってから人生が加速してきた感があり、その過程でなかよくなった小澤さんに声をかけてもらってそのことについて人前で発表する機会を得て、それが35歳最後の日というのは、できすぎた話である。とは言え、やっていきイベント第2回の開催は、ぼくが彼女に発破をかけたから実現した、とも少し言える。ただ待っているだけではなく自分から動いたからこその今日だよな、と思うと、人生って結局やっぱりそういう感じなのかね〜。自己啓発書を信用してしまいそうになるぜ。