2020年・第43週
いつもはメモをとっておいてそこから日記にふくらませているんだけど、この週はなんかだるかったのでなし。故にいつもよりふわっとしているが、それもまたよし。
10月19日(月)
隠すほどでもないがわざわざ書くほどでもない諸事情による平日ホテル泊。駅からホテルに向かう道中、「おしこまん!」と声をかけられる。10年くらい前、まだツイッターが社会そのものになる前に知り合った年下の友人。自分がその道を通るのもいつもはしているイヤホンをその時はつけていなかったのもたまたまのことで、すごい偶然だな〜。締切の迫った資料を作成しないといけないとのことで、余力があったら飲みに行こうと話すも実現はせず。サラリーマンのリアル。
10月20日(火)
わたしは水が好きなので、隅田川沿いにあるこのホテルはたいそう居心地がよかった。
サクッとチェックアウトを済ませ、午前のうちに帰宅。
帰り道になんとなくナタリーの2019年ヒップホップ・パンチライン大賞みたいな記事を読む。ついこないだみたいな気持ちでいたが、10ヶ月も前のことだと気付いて驚愕。2020年は音楽を聴かなくなる年だったな、まだこれから取り戻せるとも思うけど。
10月21日(水)
困ったら(?)ラーメン。
10月22日(木)
ホテルの絵を描いた。いま見ると描き直したい気持ちもあるが、これはこれでよいと思う。自分の中では雲の表現が新しいチャレンジ。少しでも新しいことを試していきたい。
10月23日〔金)
ポケモン剣盾の DLC 第 2 弾。リリース。冒頭でスイクンが配られる気前の良さに、「課金コンテンツに期待してるのはこういうことだろ?」という潔さを感じる。すてきGOOD。
10月24日(土)
早起きして金沢へ。恋人と現地集合。
風を感じている。
近江町市場を目指す。地元民は親しみを込めて「おみちょ」と呼ぶ、というのは本当? おれは信じてないぜ。
せっかくだから海鮮丼を食べようや! とあんまり待ち時間の長くない店を探して並んでいたが、まさかのわたしの体調不良。列を離れてトイレに駆け込み、こりゃあかんなとちょっと早いけどホテルへ向かう。土砂降りの中、傘はさしつつ百万石通りを駆ける。青春か。そしてなんとも景気の良い名前である。激しい雨は、いい感じに街をぶらぶらしたい気持ちを和らげてくれてよかった。
ホテルに併設されたカフェでのんびり。化粧品をもらって笑顔になるわたし(その画像はなし)。
神々しい。
夜、あんまり何も考えずに街へ繰り出す。だいたいどこも満席だったが、予約はしたくないスタイルなので致し方なし。なんとか入れたお店がおいしくてよかった。
ホテルに戻って共用スペースでお茶したり、展示作品を冷やかしたり。屋上にちょっとした祠のようなものがあってちょっとビビったが、そういうことをきちんと気にしているのはむしろ好感が持てる、かも知れない。
部屋でちょっとだけゴロゴロするつもりが、ふたりとも秒で寝てしまった。
10月25日(日)
ホテルの朝食を楽しみにしていたのだけど、事前予約制であることを知らなかったのでおあずけ。チェックインの時に本当は説明しなきゃいけないのを忘れてたんじゃない?と思ったが真相は闇の中。雨が上がってよい天気だったので、早めに外に出られたのは逆にオッケーみたいなところもある。
どんぐり鑑定士。
プロフィール写真ぽさがすごい。
散歩していたらちょうどオープンのタイミングで、ちょっと気になっていたからスッと入ってみた。
なるほどね。
初めて知ったステファニー・クエールという作家、めちゃくちゃよかった。
金沢21世紀美術館へ向かう。もともと、ここを目的として金沢旅行を決めたのだけど、人多すぎで萎え。あと、メインの展示は事前予約が必要なんだけど、当日にチェックしたらもう締め切られていた。前日まで、みたいな制限があるのか(そういう文言は目にしなかったけど)単に上限に達したのか、わからんけど。
夕方の新幹線で帰る。圧倒的ホーム感。
非日常と日常の交点 P としてのラーメン。
わたしは「言葉にしないとわかんないよ」派で、しかし別にそれが何かを保証してくれるということはない。ないのにそれがすべてだと思っているフシがあった。本当ははっきり白黒つかないことのほうが多いのに。信じることの強さをもっと信じていい。 というようなことを恋人に話したり話さなかったりした。逆に彼女は言葉にせずに飲み込んでしまうことが多いとのこと。おもしろいな〜。たしかにそういうところがある。こういう構図では言葉にする派が圧をかけがち。気をつけよう。ましてや、思想を押し付けるなんてのはもってのほか。
それが正しい保証もないのだし。