アルコールは進んでなかった
8月24日(土)。
ふと思い立って、osicomagazine vol.2 の告知サイトにプレイリストを載せてみた。こういうの、なんかエーヤンって思って。少しは聴いてくれる人がいたらいいなあ。
お昼すぎにちょこちょこっとそんな作業をしてそれから大宮へ繰り出す。追い立てられるもののない状態でぶらぶら過ごす休日、2ヶ月ぶりなのでは…。いや、がんばったね。
東急ハンズ → 常盤珈琲焙煎所 → ジュンク堂書店 → 狼煙 → ベローチェという黄金ルート。買ったばかりの『岩田さん』をキリのよいところまで読んで電車に乗り、なんとなく駅前のバーに吸い込まれる。
詳細は省くけど、たまたま居合わせて少しなかよくなった女性ふたりと2軒目に。となりのとなりくらいにある焼き鳥屋へ移動。そのうちのひとり、仮にSさんとしよう…と思ったのだけれど、よく考えたらどちらもSさんだった。失敗だ。でも続ける。Sさんのうちのひとりがラストオーダーぎりぎりに飛び込んできて、まだ飲み足りないとのこと。なんだか知らないけどぼくのことを気に入ってくれたようで(まあ、それは正しいのだけど)、ぼくはぼくでなんとなく惹かれるところがあって、ついて行ってみたのだ。
飲み足りない方のSさんはたぶん自分より10歳くらい年下で、最近このあたりに越してきて、気軽に遊べる友達がいないそう。はっきりと聞いたわけではないのだけど、たぶん建設関係の会社に勤めているっぽく、その環境によるものなのか、ちょっと高圧的というか、強引に振る舞うようなところがあり、その一方でこちらが少しリアクションに困ったような態度をとると急に気を使って「今のダメだった?そういうのちゃんと言ってね」とまめに確認してくるそのギャップがちょっとおもしろい。ガンガン質問してくるのに自分のことはあまり話さなくて、それは自分に似ているような気もした。飲み足りないって言ってたのにあまりアルコールは進んでなかった。
2軒目が閉まる頃には土砂降りで、傘はないがまあしょうがない。ふたりはタクシーに乗って夜の街へ消え、ぼくは一度帰宅したのち、コンビニに osicomagazine vol.2 の支払いに行く。
明日は歌会だから早く寝ようと思っていたのに、めちゃくちゃ夜更かしをしてしまった。まあ、15時からだし大丈夫か……。
- 作者: ほぼ日刊イトイ新聞,100%ORANGE
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