きったない川で
7月21日(日)。
インターネットの友だちと渋谷で待ち合わせ。お互い約束の時間に遅れて、1時間くらい経っていてかわいい(かわいいんだよ)。
お盆が学校の給食みたいでかわいい。学校の給食に瓶ビールは出てこないけれど。
前に会ったのは6年くらい前で、そのときは高校生だったはず。それが今ではもう立派な社会人に…。時の流れの速さや自分の状況の変わらなさを思う。それもまたよし。
表参道に移動。イカしたルージュがほしいなと思っていたのだけれど、ひとりではどんな色を選べばいいのかわからず、踏み出せなかった。でも、今日はひとりじゃない…! たぶんこういう系統の色がいいよ、とおすすめしてくれたものを試してみると、たしかに違和感がない気がする。すごい。なんでわかるんだ。
これは型番(っていうのか?)を記録するために撮った写真。
夕方頃に解散。帰ろうと思って乗り込んだ電車の中でツイッターを眺めていたら、山階さんの歌集の入荷情報を見つけたので新宿で下車。買えてよかった。
そのまま新宿をぶらつく。スタバでのんびりしている旨をツイートしたら幻獣くん(知り合った頃からずっと思ってるけどまじ謎なニックネームである)からリプライがあって、たぶん、京都でのかとまさ・あやさん夫妻の結婚パーティー以来の再会。4年ぶりくらい。先日の大阪ではニアミスを繰り返して会えなかった。
ツイッターで居場所をつぶやいて誰かに会う、というのがものすごく久しぶりのことに思える。個人的に、最近は疎遠になっていた人と再び交流するようになっていて、あの頃の感じがアップデートされて戻ってきたようで楽しい。
地獄のようなパスタを食べたのち、軽やかに移動。
「締め出そう 暴力団は街の敵」とのこと。
石を展示ってなによと思っていたんだけど、まんまとおもしろかった。多くの人が見向きもせずにスルーするようなものごとについて異なる視点や価値の存在を提示するのは、誠実で正しい態度に思える。日曜の遅い時間ということもあって人が少なかったので、菊岡さんとゆっくり話せたのもよかった。
ステートメントもよい。「理由はわからないけど好き」というスタンス、めっちゃ信頼できる。
「小さい頃、葉っぱやどんぐりや貝殻などを拾って持ち帰ったような記憶」は自分にはあんまりなくて、あの頃なにに夢中だったかと考える。ぼくは水の中の生き物、とくに魚に惹かれていた。昆虫採集も好きだったけれど、魚のほうが、いや、本当に好きなのは水な気がする。海よりは川がいい。実家の近くに川が流れているからだろうか。なんでだろう。きったない川で、全然水遊びとかそこでしたことはないのだけど。あるいは近くに川があるのに遊べるようなものでなかったことこそが惹かれる理由なのかも知れない。どうだろ。