野暮ではなし
6月15日(土)。雨の中、気合いで下北沢へ。
新宿でつつがなく小田急線に乗るために起動した乗換案内アプリの履歴に福岡の駅が残っていて、ふっきったはずのかつての恋人をふとしたきっかけで思い出したような気持ちに。でも自分でもいい加減うざくなってきたので、これで最後にした。
よしむらひらくの主宰する「東京幽谷混声合唱団」の練習を見学。気合いが必要になるくらいの雨なので参加者は少ない。いつもはもうちょっといるようなのだけれど、今日は3人だった。事前に送っていてもらった楽譜のデータをダウンロードしていないことを思い出す。地下の練習室を抜け出し、iPhoneのDropboxを起動する。そこでmp3も用意してくれていたことに気付いたがもう遅い。
これは事前にちゃんとデータをきちんと確認していなかったことによるんだけど、合唱団と聞いて中学校の「合唱コンクール」的なものを想像していたぼくは、何より彼がこのために曲を作っていることに何より驚いてしまった。音楽家なのだから、そりゃそうだ、という感じではあるのだが…。
練習のあと、近くの中華料理屋で遅めのランチ。15時まではごはんやスープ、サラダにデザートの杏仁豆腐などが食べ放題。入店が14時半頃だったのでそんなに余裕はないが、ここぞとばかりに取りまくる。定食 + 食べ放題というスタイルだったので麻婆豆腐を頼んだら、食べ放題メニューの中に麻婆豆腐があるから違うのにしたほうがお得と言われてちょっと笑ってしまった。何もおかしいことはないんだけど。
ひらくくんとじっくり話をするのは初めて。そんな貴重な機会であるのにアルコールのないのはなんだか意外である。
なぜこの合唱団を初めて、どんなことをしたいのか聞いてみた。以前、noteに彼が「この合唱団とosicomangazineは立ち位置が似ている」というようなことを書いてくれて、気になっていたのだ。
ひとつの言葉に収まるようなものではなかったが、あえてひとことで言うならば「コミュニティー」をつくりたいとのこと。知名度のある音楽家が始めたという経緯もあって、求めるものと求められるものとがうまく合わないこともあったが、今は団員(なんていい響き!)それぞれが自律的に動いてくれるようになったりして、少しずつ目指すところへ近づいているとのこと。この人はまた途方もないものに手を出したなあ、というのが率直な感想だ。これもまたひとことで済ませられるようなものではないが。
さて、自分はどうだろうか…?
自分はこのあとも用事があったので、改札へ向かう彼を見送って街をぶらぶらする。
チロルさんとミスドへ。彼女とも、ふたりで話すのも初めてだと思う。ずいぶんと前から知っているというのに。もともとは、はとバスツアーの打ち合わせという名目だったんだけど、それだけで終わるはずもなく。自然と人生の話になるし、人生の話をブログに書くほど野暮ではなし。
下北沢のミスドからYOUNGへ向かう。途中、半年くらい住んでいたアパートの前を通りかかるも、どうやら取り壊されたっぽい。めちゃくちゃボロかったもんな。
オープンしてから随分経っているはずだけど、訪れるのは初めてだ。今日は初めてなことが多い。
「友だちがお店をやってるってのはいいねえ」なんて呑気に言いながら会計を済ます。ホホホ…。
さらに西荻窪に行って、わけわからん人間に出くわしたりコーヒーカップとソーサーを当てるイベントが発生したりするんだけど、疲れちゃったのでおしまい。あったことをぜんぶ書こうとするのは良いところでもあり悪いところでもあるね。
遂に1等が出ました!!
— 喫茶wanderung (@Kaffeewanderung) 2019年6月15日
当たったのは @osicoman さん。
おめでとうございます!
残る大物は特賞のzippoのみ!グラスとタオルはまだあります! pic.twitter.com/le8FXo4iZA