あっ この感じは覚えていたい

いま読むべき唯一のブログ

…この話を続けても大丈夫か?

3月10日(日)。晴れ → くもり → 雨。

初台・オペラシティに石川直樹の個展を観に行く。

バカみたいな感想になってしまうんだけど、登山するだけでもすごいのに、ちゃんと写真が美しくて参ってしまう。大きなサイズで観ることができてよかった。

壁画の写真を眺めているとき、なぜか急に「代を遡りまくったらぼくの先祖がここにいたかも知れない」と思って、でもそれが突拍子のない発想ではなく、そうであると強く信じられる気がした。いま自分を取り巻いている世界をないがしろにしたいわけではないけれど、それが世界のすべてではなく、無数にあるうちのたったひとつでしかない、ということを突きつけられた感がある。世界の捉え方だとか見方だとか、それに付随して用いられがちな「レイヤー」「解像度」みたいな言葉の先にあるような繊細なものではなく、もっともっと大きな、到底人の力の及ばないもの。こういうものを、かつて人は「神」と呼んだんだろうな…この話を続けても大丈夫か?

f:id:osicoman:20190310122812j:plain