今の状況にぴったり
2月12日(火)。晴れ。
最近よくミルキーを食べている。ママの味でおなじみの。おれはミルキーは歯につきやすいからイヤと主張する人を否定しない(こういう信条だということを繰り返し主張する必要性を感じる)。個人的には食べ慣れてきたのでくっつくことはなくなってきた。
今年はたくさん活字を読むつもりでいたのにすっかり日々の仕事に忙殺されて忘れがち、ということを2月に入ってから毎日思っていて、これはいかんぞと手に取った『柴田元幸ベスト・エッセイ』。数週間前、NHKのラジオ番組で高橋源一郎が紹介していた。翻訳家という職業は語学に精通しているだけでは足らず、文学的な感性も持ち合わせていないと務まらない、ならば翻訳家がいちばん文章がうまいのではないか、というようなことを言っていた。うろ覚えで正確でないので反論はやめてほしい。それで興味を持って買ったのだが、一編の短いことがあまり生活に余裕のない今の状況にぴったりである。
ミルキーを舌で転がしながらページをめくっていたら「ミルキーはママの味」というタイトルが目に飛び込んできて笑ってしまった。そんなことってある?
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