#占う男 ふたたび
1月14日(月)。成人の日。晴れ。
kygさんに会いにいく。
約束した場所がわからなくて街をさまよっていたらそれっぽい男性が自販機で買ったペットボトルの水か何かを飲んでいて、目元が似ていたのとマスクをしていたのの合わせ技で声をかけたら全然ちがう人だったというおもしろハプニングを経て、昨年10月以来、3ヶ月ぶり二度目の占い。占いに対するわたしのスタンスは以下に示した通り。
具体的に相談したいことをあまり考えず、おみくじを引くような気持ちでいたんだけど、結果的にはとても有意義な時間になった。2回目だし相手もそんなに言うことないのでは…? とちょっと思っていたんだけど、全然そんなことはなかった。よくよく考えれば、ひとりの「人間」を30分とか1時間とかで語り尽くせるわけがない。
前回はあまり触れなかったトピックについて話す。最初に言われたことがふだんの自分の感覚とはまったく異なるものだったのがおもしろかった。そこで「なんだ、全然的外れじゃん」と投げ出すのではなく、合ってる部分と違うと感じた部分を突き合わせて、ズレた箇所を掘り下げていく。占いの、教科書的な回答が個々人にぴったり当てはまるかというとそんなことはなくて、それをどう解釈すればいいのかは自分で考える必要がある(もちろん必要に応じて助けてもらえる)。能動的なほうがよい結果が得られる、というのはいろんなものごとに適用できる姿勢だけど、占いもそういう類のものだったなんて、ねえ。
2回お願いしてみて、占いは自分専用にカスタマイズされた自己啓発書をつくってもらうことだと思った。「自己啓発」と「占い」、どちらも字面だけで拒否反応を示す人がいるところも似ている。そういう感性を否定するつもりはないけど、自分としてはどうせなら本屋でてきとうに買ってくるよりは精度の高そうなもののほうがいいな、という感じ。いや、実際はこんなクールぶったスタンスではなく、けっこう素直に信用しているが…。桜井和寿も「信じる事の出来そうな位のかわいい嘘はなるべく信じてみることにしたんだから」と歌っているし。
と思っていたら、ご本人がこんなツイートをしている。わかりやすい…。
僕は占いが大好きでここまできたが、そもそもがアンチ占いなので、占いに眉をひそめる人の気持ちはかなりわかる。しかしそういう人たちの抱いている占いと僕が実際やってる占いは結構距離があると思う。端的に言って僕は「当てる」ことに主眼を置いていない。何かを「伝える」ことに重きを置いている。
— 二シー( #占う男 ) (@nsikyg) January 15, 2019
つまり曲を書いたりライヴをやったりする感覚とほぼ同じである。目の前のお客さんにやれることは全部やり、そして何か少しでも前向きになれるような情報、生きる指針となるような情報、現状を打破できるかもしれないと思わせるような情報をお伝えしたいと思っている。もちろん甘い言葉だけじゃなく、ね
— 二シー( #占う男 ) (@nsikyg) January 15, 2019
昨日まででいろんなものに一旦ピリオドを打って、それで今日は未来への展望が開けたので、あとはやっていくだけでしょ。派手に転ぶこともあるだろうけど、それはそれで。なんだか楽しい1年になりそう。やったぜ。