やさしい力はどこにある

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天国

1月6日(日)。晴れのちくもり。夕方から風が強くなる。

誰かに話を聞いてほしいターンが続く。昼に上野で友達と待ち合わせ、昨日に続いてカレーを食べる。壁に飾られたタージマハルと思しき建物の写真と窓の向こうのビルが妙にマッチしているように見えて感心したんだけど、同意を得ることはできなかった。それもまたよし。

実家に戻ってから気付いたが、埼玉はそもそもカレー屋の絶対数が少なく、おれにとっての選択肢はココイチ富士そばはなまるうどんくらいしかない。カレー屋の数は街の洗練と相関している気がするが、そもそも「街の洗練」の定義が曖昧。今年はラーメンを減らしてカレーを増やそうかな、などと考える。新年にかこつけていろいろ思いついていきたい。まずは数を出すのが大事でしょ、こういうのは。精査はそのあと。

年が明けてからそういうスタンスで何日か過ごして、「やりたいことのために規則正しく生活をしなければならない」というようなことを、誰に言われるでもなくたぶん人生で初めて主体的に思っている。すごいことだよこれは。やれんのかって思うけど、おれの中のBOSS THE MCが「止まるな、やるしかねえんだ」と言っている。覚悟を決めるしかない。

天国に行ってみたくて浅草へ。こう入力した時点ですでに店側の術中にハマってしまっているようで少し悔しい。けっこうな行列ができていて、「おれたちは天国にたどり着くことすらできないのか…」などとベタなことを言ってしまう。この場所で一体どれだけの天国ギャグが放たれたのだろうか。何を思って何を言ったところで、すべてはあらかじめヤツら(そんな言い方!)に仕組まれたことのように感じてしまう。敗北感。釈迦の手のひらの上で踊っている自分を想像する。そう、天国だけに…。

正直に言うとネーミング先行で味はふつうなのではと想像していたが全然おいしかったです。本当にすいませんでした。

夜。NHK-FMGRAPEVINEの番組。ふだんはあんまりそういうことをツイートしない人も含め、まるで冬眠から目覚めたみたいにみんなが口々にバンドの話をしていて思わずにっこり。それぞれが好きなものについて話すタイムラインがいちばんいいね。俳人佐藤文香さんがGRAPEVINEファンなことを知って、それもうれしかったな。

番組の最後で流れた「すべてのありふれた光」という新曲に胸を打たれる。個人的には、「Chain」の続編みたいだなってちょっと思った。来月リリースのアルバムへの期待が高まる。前作『Roadside Prophet』にあったような「社会に物申す」感は少なくなって、よりパーソナルな世界のことを歌ったものになるのかな。

相変わらずの聴き手に解釈を委ねるような歌詞。最後、「君の味方ならここで待ってるよ」という言葉が印象に残る。あなたを待っている君の味方は誰ですか、っていろんな人に尋ね回りたい。おれはねえ、どうなんだろうな、「自分」とか言っちゃいそう。