ツイッターについて
ツイッターのどういうところが好きなのかわかったので共有します。
- 好きなだけ自分語りをしていい
- それをだれかが見てくれる可能性がある
以上です。あまり動員のためのツイートとかに興味はなくて、延々と好きなものについて語っているような人が好き。昔のツイッターはそういう場所だったように思いますが、まあそんなことを言ってもしゃーなし。
以下、蛇足かも知れない捕捉
人と話すとき、聞き役になることが多い。だいたいいつも自分から望んでそういう役回りを選んでいる。人が何を考えているか知ることは楽しい。役に立ったりどうでもよかったり、解散する頃には話した内容を忘れてたり、数年後に急に思い出したり、いろいろあるけど、それぞれにちがったよさがある。話してくれること自体もうれしいし。
一方で、最近気付いたのだけれど、私は誰かに自分のことを知ってもらいたいという欲求がかなりある。それはあまりよいことではなくて、少しでも心を開いてくれたかな、と思った途端、過剰に自分の内面をさらけ出してしまうフシがある。そういうフシがあるから聞き役になりがちなのか、聞き役になってるうちにそうなったのかもう分からないんだけど、それらは(厄介なことに)うまい具合に補完しあっていて、どちらか片方のみをやめることはできなさそう。どちらも引き受けるしかない気がしている。それで普段はできるだけスマートに、自分のことばかり話したりしないように気を付けているんだけど、たま〜にやらかしてしまう。で、気まずくなったりする。
そんな不幸な目に遭わないためのツイッターなんですね。ツイッターなら、いきなり『BOLERO』の話をし出しても誰にも怒られない。
ミスチル芸人に触発されて昔のアルバムを聴き返してるんだけど、『BOLERO』で、これを流しながら高校受験に向けて勉強してた時期を思い出して憂鬱になってきた。「近いし、バカではない」くらいの動機だけで選んだ進学先、「親友」がいなかったこと、踏み出せない自分への苛立ち、社会を覆う閉塞感…😰
— おしこまん! (@osicoman) 2018年10月5日
『BOLERO』のリリースは97年だけど、たしかその 1 年後くらいに中古で買ったんだよな。『深海』に収録されなかったシングル曲がたくさんあっておトクやん、と思って買った気がする。ジャケットの女の人が不気味で、ちょっと躊躇した記憶もある
— おしこまん! (@osicoman) 2018年10月5日
自分を含めた吹奏楽部の男 たちがいつもちょっと小馬鹿にしてた女の子がいて(申し訳ない)、でも俺はなるべく何も言わないようにしていたつもりだったんだけど、ある日、いつも当たりの強かった他の男がカースト上位の別の女たちとその件について俺を糾弾する会が始まって、全然意味がわからなかった
— おしこまん! (@osicoman) 2018年10月5日
ミスチルの話をしてたはずがなぜこんなことを言ってんだって感じだけど、憂鬱さに引っ張られたんだろうなあ。ところで『BOLERO』に収録の『ボレロ』という曲に「夜のベランダで裸のまんまで暮らしたい」という歌詞があって、全然意味わかんなくて笑っちゃう。俺は全然意味のわからないものが好きなんだ
— おしこまん! (@osicoman) 2018年10月5日
派手なシングル曲の一方で、やり場のない感情を決死の覚悟で吐き出したようなアルバム曲が多数収録された『BOLERO』は、振り返ると、私の人格形成に大きな影響を与えたように思います。散々夢も希望もないとか歌っておきながら、最後、『Tomorrow never knows』で締めることも含めて!😭
— おしこまん! (@osicoman) 2018年10月5日
ベローチェでいきなりこんな話をされても知らんがなってなるに決まってる。私としても、たぶん直で話すと考えに整理が追いつかなくて、うまく伝えられず、相手も理解できず、ただ不毛な時間だけが過ぎていく気がする。人生は有限なので、なるべく不毛な時間は過ごしたくない。伝わるように一度文章として整理することが目的なら、ツイッターでなくブログでもメモ帳でもいいんだけど、2 番目の「それをだれかが見てくれる可能性がある」っていうのがまた重要で、それはツイッターにしかできない。
私は面倒な人間なので、自分のことを知ってもらいたくて、許されるなら延々と話をしていたいんだけど、そのとき、ちゃんと恥ずかしい。知ってほしいんだけどしっかり目を見られて話を聞かれるとツラい、みたいなところがある。ツイッターはそのへんのバランスがよい。誰かには見られてるし、誰にでも見られ得るんだけど、誰にも見られてないような感じもあって。ブログだって原理的には同じじゃん、というのはそうで、ここでツイッターじゃないとダメというのは感覚でしかないんだけど。
ツイッターが自分にとってどんな存在なのか、アカウント作成から 10 年(若気の至りで一度削除したことあり)経って、ようやくきちんと言葉にできた。やったね!